femfat

モジュール

使用可能なモジュール

FEMFAT basic:コンポーネントの疲労寿命・疲労損傷や疲労限度安全係数を予測するための有限要素(FE)ベースソフトウェアです。包括的なFEインターフェースと材料データベースを備えています。

以下の各アドオンモジュールを使用するには、FEMFAT basicを開いておく必要があります。

FEMFAT plast: 局所的な塑性変形が発生したときの平均応力の再分配の影響を考慮できるソフトウェアモジュールです。

FEMFAT max: 荷重の時刻歴や一連の応力状態を元に、多軸荷重下のコンポーネントの疲労解析を実行できるソフトウェアモジュールです。

FEMFAT weld: ノッチ応力法や標準(DVS1608、EUROCODE 3/9、BS 7608、IIW)を使って、鉄鋼やアルミニウムの溶接継目の疲労解析を実行できるソフトウェアモジュールです。

FEMFAT spot: シェル要素で構築された構造物上のスポット結合(溶接やリベット)の疲労を予測できるソフトウェアモジュールです。

FEMFAT break: 静的な安全係数を評価できるソフトウェアモジュールです。

FEMFAT strain: ひずみの実測データを元に破壊を計算し、FEAおよび試験の応力を比較できるソフトウェアモジュールです。

FEMFAT laminate: 無限長繊維強化プラスチックの全体または積層を個別に評価できるソフトウェアモジュールです。

FEMFAT heat: 熱機械疲労を受けるコンポーネント(シリンダーヘッドやエキゾーストマニホールドなど)の低サイクル疲労解析を実行できるソフトウェアモジュールです。

FEMFAT spectral: FEMFAT basicおよびFEMFAT maxの解析の代わりに、パワースペクトル密度(PSD)を入力データとした周波数領域疲労解析を実行できるソフトウェアモジュールです。

FEMFAT visualizer: FEモデルや疲労結果を表示したり、インポートした応力データを応力アニメーションと共に表示したりできる、高速な3Dポストプロセッサーです。

FEMFAT parallel: マルチコアワークステーションの複数のCPUを使用して解析を高速化できます。

現在APAでは使用できないモジュールと製品

FEMFAT LAB: 試験装置の管理、時刻歴の解析、異常値(ドリフト値、平均値のシフト、スパイク値など)の特定と手動修正の機能を備えたソフトウェアです。さらに、テストコースプロファイルの疲労データを合成して同等の損傷を生成したり、マルチボディシステム(MBS)ソフトウェアと連成して仮想実験を繰り返し実行したりできます。

DATACRYPT: このツールは、資料ファイルやデータベースをバイナリ暗号化し、社外の人に渡すことができま、FEMFATとこの暗号化されたデータを使って解析が可能ですが、これらのデータを使用した結果や出力(グラフ)は正しく表示されないので、リエンジニアリングはできません。

ELASTOLOADS: このツールは、エンジニアが過渡的な応力解析を行い、各応力結果がFEMFATの入力になるような長時間信号用です。FEMFATだけでなく、応力ソルバーにとっても何千もの応力結果を提供することは負担になります。ELASTOLOADSは、x、y、z方向の荷重空間を自動的に離散化し、FEMFAT channelMax解析の完璧なインプットを提供します。ここでは、これらの何千もの応力結果が、少なくとも8つ(2x2x2)の結果と、1000ステップの補間係数が組み合わされた荷重履歴に置き換えられます。エンジンのブラケットやトラックのバンパーなど、ゴムでできた超弾性体のような部品や、板バネのような非線形体も解析できます。

HARMONIC: FEMFATスペクトルは、確率統計的でランダムに分布する負荷を必要とし、そのような信号をフーリエ変換によって周波数領域に変換します。HARMONICは、線形または対数掃引のような決定論的な信号から、システムがどの振幅で何サイクル必要なのかを計算し、これを周波数ベースのSPECTRAL解析の代わりにチャンネルマックス解析(時間領域)の入力として準備できます。

ELASTOLOADSとHARMONICは、ECS社が提供するFEMFAT MAXのアドオンツールで、別途ライセンスが必要です。これらの機能が必要な場合は、FEMFATサポートにアクセスをリクエストしてください。