サロゲートモデル(CAE×AIによる物理代理モデル)を用いた船体接水防撓パネルの簡易固有振動数推定法の開発- ATC Japan 2023

講演資料(PDF)

CAE結果を用いたサロゲートモデル構築を機械学習で効率化する方法

<ATC Japan 2023ユーザー講演>

本発表では、船舶の構造初期計画段階における接水防撓パネルの固有振動数評価に着目し、迅速かつ高精度の計算が可能な新しい接水防撓パネルの簡易固有振動数推定法を紹介する。まず、既存の研究にある古野の方法(SSEM.SPvib)の応用力学的な考え方について示す。

次に、多数の接水防撓パネルに対してSSEM.SPvibとOptistructを用いて固有振動数を計算し、両手法で得られた固有振動数の傾向が一致することを確認する。さらに、接水状態、防撓材の形状及びその深さを変えることによって防撓材がパネルの固有振動数に及ぼす影響について調査し、接水防撓パネルの防振設計指針を示す。

最後に、ニューラルネットワークを用いたサロゲートモデルによる接水防撓パネルの簡易固有振動数推定法(AISSEM.SPvib)を開発してKnowledge Studioの結果と比較し、その有用性について示す。

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長崎総合科学大学
工学部工学科 船舶工学コース
准教授 古野 弘志 様

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