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第8回Altair Enlighten Awards受賞企業を発表

車両軽量化に特化した自動車産業唯一の賞 ミシガン州トロイ、 2020年8月4日 – 製品開発、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、データ分析に関するテクノロジーをグローバルに提供するAltair(Nasdaq:ALTR)は、2020年度Altair Enlighten Awardsの受賞企業を発表しました。Altairが米国自動車研究センター(CAR=Center for Automotive Research)と共同で実施するEnlighten Awardsは、今年で8回目を迎えます。本プログラムは、未来を切り拓く技術革新へのヒントを提供し、自動車産業のサステナビリティ向上を後押しするために、車両軽量化と排出量削減に関する世界屈指の取り組みを表彰するものです。

Altairの創業者であり、CEOを務めるJames Scapaは、「科学、エンジニアリング、アート、デザインの融合が進む中で、Altairは軽量化テクノロジーと軽量化アプローチの先駆者として、サステイナブルな未来の実現に全力で取り組んでいます。世界有数の車両軽量化技術を称えるAltair Enlighten Awardsが、多くの企業から名高い賞として注目され、産業界やエンジニアのみならず、政治家、教育者、学生、そして広く社会の関心を寄せていることは、誇らしい限りです」と述べています。

4部門から成るEnlighten Awardsは、市販自動車の軽量化の功績およびテクノロジーが対象です。2020年度の受賞企業は以下の通りです。

  • 完成車部門: Harley Davidson Motor Company社
    電動化技術を駆使して同社の電動バイク Livewireのエネルギー容量を90%増加させるとともに、エネルギー容量と車両重量の比を60%向上させました。その他にも各部に改良を加えたほか、将来のオートバイ開発プログラムに向けて、重量と剛性値を満たすための設計および最適化のノウハウを確立しました。
    • 2位: 日産自動車
      2020年式Sentraの新型プラットフォームで、シミュレーションによって材料の的確な配置を割り出すことにより、重量を増やすことなく安全性および動的性能を劇的に向上させました。

  • モジュール部門: Toyota Motor North America社
    2021年式Siennaで自動車産業として初めて、補強用の成形品を使用しない自立式の射出成形バックフレーム(2人掛けシート用)を開発しました。15点の部品を、1回で成形できる1つの部品に統合することにより、製造コストを15%、質量を30%削減し、同時に安全性能を2倍に向上させました。
    • 2位: ZF社
      ZF社は電動パーキングブレーキ(EPB)を初めて市場投入した企業です。EPBは現在、世界中の7500万台以上の車両に搭載されています。大型トラックとSUV向けの同社のHeavy Duty EPBは、従来のドラムインハット式ブレーキから25ポンド(約11.3kg)の軽量化を達成しました。

  • 軽量化実現技術部門: Mubea社
    ガラス繊維強化樹脂(GFRP)のテンションリーフスプリングを開発しました。これにより、標準的な複層鋼板スプリングと比較して最大75%の軽量化が可能になります。開発では、スプリングの全特性値を編集できるパラメトリックモデルを用意したほか、スクリプトでワークフローを自動化しました。
    • 2位: DuPont社
      接着剤接合型の熱可塑性樹脂テールゲートリフターにおいて、構造用接着剤BETASEAL X2500を使用したことが評価されました。同社のこの接着剤は、内側と外側の熱可塑性樹脂パネルを素早く接合させることができ、モジュール式の軽量なアセンブリの実現に役立ちます。同社の熱可塑性樹脂テールゲートリフターMagnaは、構造用接着剤BETASEAL X2500の使用により、鋼板を溶接するタイプのテールゲートリフターと比較して20~30%の軽量化を実現しました。
    • 特別賞: マツダ社
      コンピューター支援エンジニアリング(CAE)の複合領域最適化(MDO)手法を採用し、最先端の技術トレンドに習い、シミュレーション主導の設計(Simulation-driven Design)とデータ分析を製品設計に取り入れました。
  • 軽量化構想部門: Marelli社
    先進鋼板圧縮成形で製造する新たなサスペンションステアリングナックルを開発しました。Jeep® Compassに使用されているアルミニウム製よりも25%軽く、鋳鉄製との比較では50%の軽量化に成功しました。
    • 2位: 日産自動車
      トポロジー最適化を利用して超軽量なアルミニウム+炭素繊維強化樹脂のボディサイドパネルを開発しました。アルミニウムと短炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)を組み合わせたこのマルチマテリアル構造により、従来の鋼板製ボディサイドパネルから、重量を約半減させることが可能です。

AltairのGlobal Industry Verticals担当Senior Vice PresidentのRichard Yenは、「Altair Enlighten Awardsは、当社が誇る、車両軽量化に特化した自動車産業唯一の賞です。最適化テクノロジーによってこれほど多くの技術革新が達成されていることに、驚きを隠せません。エントリープロジェクトの内容は年を追うごとに素晴らしさを増しています。加えて、各社の軽量化技術が飛躍的に進歩し、シミュレーションや材料の工夫による画期的なアプローチが登場するなかで、受賞企業を選ぶことはますます難しくなっています」と述べています。

Toyota Motor North America社のTSPO – Advanced Development GroupでSenior Principal Engineerを務めるTodd Muck氏は、「私個人としても、当社のResearch & Developmentチームとしても、Toyota Siennaの3列目シート用樹脂製バックフレームでAltair Enlighten Awardを受賞できたことは光栄です。軽やかな触り心地と扱いやすさの2点で顧客満足を追求したこの先進的なバックフレームを市場に投入することができ、非常に嬉しく思います。コストを低く抑えながら軽量化と性能向上を実現するという、途方もない挑戦に立ち向かうことができたのは、強力なチームワークとコラボレーションがあったからこそです。重量とコストの両方を削減した最終設計は、当社の開発チーム全体の努力、そしてサプライヤーパートナーであるBASF社の多大なサポートの賜物です。この車両セグメント向けの画期的なコンポーネントを作り上げたことで、理想を現実にすることができました」と述べています。

米国自動車研究センター(CAR)の社長兼CEOであるCarla Bailo氏は、「設計最適化は、自動車産業で新製品を開発するうえで欠かすことはできません。その中で軽量化は重要な位置を占めています。自動車産業のこうした革新的な設計をAltairとともに表彰することができ、光栄です。CARでは、複合領域的なアプローチにより、世界中の自動車産業が直面している重要課題を読み解いており、軽量化技術の進化が大きなインパクトを与えていることに感銘を受けています」と述べています。


受賞企業は、2020年8月4日の授賞式にて発表されます。授賞式は、こちらでご覧いただけます。Enlighten Awardの詳細については、https://www.altair.com/enlighten-award/をご覧ください。





Altairについて(Nasdaq:ALTR)
Altairは、製品開発、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、およびデータイアナリティクスの分野において、ソフトウェアやクラウドソリューションを提供するグローバル企業です。多種多様な業界におけるお客様が、持続可能な未来を創造しコネクティッドな世界において力を発揮するためのテクノロジーを提供します。詳細については、www.altairjp.co.jpをご覧ください。

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