Altair、先進的な機械学習・予測分析ソリューションであるAltair® Knowledge Studio®の新バージョンをリリース
アップデートにより、データサイエンティストおよびビジネスアナリスト向けの機能を刷新
ミシガン州トロイ – 2020年7月16日 – 製品開発、ハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）、データ分析に関するテクノロジーをグローバルに提供するAltair（Nasdaq：ALTR）は、Altair Knowledge Studioの新バージョンをリリースしました。このアップデートにより、データモデリングと予測分析のスピード、柔軟性、透明性が一段と向上しました。
AltairのChief Technology OfficerのSam Mahalingamは、「データサイエンティストだけでなくビジネスアナリストも使いこなせる強力なソリューションとして、Knowledge Studioはデータサイエンスと機械学習の市場をリードし続けています。Knowledge Studioなら、コードを1行も書くことなくデータをスピーディーに可視化し、説明可能な結果を素早く導き出すことができます」と述べています。
Knowledge Studioは、金融詐欺の防止、融資回収の最適化、マーケティング、営業、CRM分析、製品設計、エンジニアリングなどに携わるビジネスアナリストやデータサイエンティストの間で広く活用されています。新バージョンでは、自動機械学習（AutoML）機能によってモデリングプロセスが最適化されたほか、分析結果の導出過程についても、他に例を見ないほど詳しく把握できるようになりました。
ワークフロー全体を数分で最適化
Knowledge Studioは、その高度な機能性と微調整可能な設定項目、そして操作の容易さから、クラス最高との評価を得ています。Altairの柔軟なユニットベースのライセンスモデルを通じて利用可能な同製品の新バージョンでは、ワークフロー全体が合理化されています。ワークフローの冒頭では、欠測値の置換と外れ値の処理により、データの質が自動的に向上されます。その後、AutoMLによって様々なモデルが構築・比較され、最善のモデルが特定されます。手作業なら数時間は下らない結果の最適化の作業も、数分で完了します。さらに、透明性の向上により、専門家でないデータサイエンティストでも自由に短期間で学習することができます。制御性も強化されたため、データサイエンティストがモデルに修正を加え、パフォーマンスを細かく調整することも可能になりました。
機械学習によるデータモデリングの透明性を向上
競合製品とは異なり、Knowledge Studioではユーザーを締め出すような‘ブラックボックス化’は行っていません。信頼でき、説明を果たせる人工知能（AI）の実現にどこまでもこだわったKnowledge Studioでは、構築されたモデルの仕組みを確認することができます。モデルの構築は自動化されていますが、説明能力のあるAI機能によって、ユーザーはモデルのタイプにかかわらず、構築の過程を簡単に理解し、解釈し、評価することができます。
Knowledge Studioに新たに追加されたその他の機能：
・Pythonコードの自動生成機能がすべての予測モデリングに対応しました。コーディングのスキルが一切なくても、導入の準備が整ったモデルを素早く作成できます。
・Altairの先進的なデータプレパレーションツールであるAltair Monarchに、データを直接エクスポートできるようになりました。
・R 4.0以降がサポートされました。詳細については、
altairjp.co.jp/knowledge-studioをご覧ください。
・AutoML_Both – Altair Knowledge Studio AutoMLノードをソースデータセットに接続すると、AutoMLによってMLモデル用のデータプレパレーション（欠測値がある場合は自動的に置換）と変数変換が実行され、複数のモデルが出力されます。モデルの構築と訓練が完了したら、AUC（Area Under the Curve）レポートで判別能の最も高いモデルを見極めます。
・Model Selector Report - Altair Knowledge StudioのModel Selector Reportには、選択した評価指標の値が、出力モデル内の全モデルについてリストされます。
・AutoML_Settings_Automatically_Select_Variables - Altair Knowledge StudioのAutoMLウィザードでは、上位の変数が自動的に選択されます。これは変数の数が非常に多い場合に便利です。変数の数を手動で選択したり、含める変数と除外する変数をチェックボックスで選り分けたりすることも可能です。
・AutoML_Modelling_SelectModels - Altair Knowledge Studioのウィザードではモデルが全選択されますが、必要であれば手動でモデルの選択を解除できます。
・Optimization Next Best Channel Workflow - Altair Knowledge Studioのインターフェースとワークフローのサンプルです。この例のモデルは、マーケティングキャンペーンの次善チャネルの特定を目的としたものです。最適化ノードで、各変数の変化がモデルに与える影響を見極めます。
Altairについて（Nasdaq：ALTR）
Altairは、製品開発、ハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）、およびデータイアナリティクスの分野において、ソフトウェアやクラウドソリューションを提供するグローバル企業です。多種多様な業界におけるお客様が、持続可能な未来を創造しコネクティッドな世界において力を発揮するためのテクノロジーを提供します。詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。