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PBS Works 10.4がHPCのキャパシティプランニングと予測において精度と予測可能性を向上

PBS ProfessionalとPBS Analyticsの最新バージョンで、再設計されたバックフィルスケジューリング、ジョブ開始時刻情報、および新たなライセンス解析モジュールを導入 ミシガン州トロイ、2010年6月22日Altair Engineering, Inc.の1部門であり、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)をより速く、よりシンプルに、よりスマートにするソフトウェアソリューションのグローバルリーダーであるPBS Worksは本日、オンデマンド コンピューティング テクノロジー製品群の新バージョンPBS Works 10.4を発表しました。PBS Works 10.4は、複数ベンダーによる分散したアプリケーションなどのコンピューティング資産を1つの統合されたシステムとして管理するための、インテリジェント ポリシーの簡易な作成を可能にし、ワークロード管理を合理化する新機能を備えています。

PBS Worksソリューションの基盤であるPBS Professional®の新バージョンは、ジョブの開始時刻を正確に予測する機能を備えた、次世代のバックフィル スケジューリング システムを備えています。またPBS Analytics 10.4では、新たなスタンドアローンのリソース利用状況データ解析および可視化モジュールのLicense Analyticsを導入しました。License AnalyticsはあらゆるIT環境へ導入可能で、データ主導のプランニングと意思決定をサポートする使い勝手の良いソリューションです。PBS ProfessionalとPBS Analytics双方の機能強化で、より精度の高い予測とキャパシティプランニングの決定が可能となり、ユーザーのインフォメーションテクノロジー(IT)への投資収益が最大化できます。

進化したバックフィル スケジューリング システムは、優先順位の低いジョブにバックフィルが指定されているかどうかにかかわらず、複数の最優先ジョブを可及的速やかに開始することを確実にし、企業ポリシーを尊重しつつ、スループットを最大にします。

ジョブ開始時刻予測機能は、サイトのスケジューリングポリシーのあらゆる面を考慮しながら、ジョブが開始する時刻を知らせることで、ジョブのスケジュールとタイムラインの更なるコントロールと予測可能性をユーザーに提供します。PBSのステータスコマンド“qstat”は、実行優先順にジョブを表示し、キュー内のジョブの位置を把握しやすいよう非常にシンプルにします。

「本リリースでは、企業内のすべてのレベルに対して更なる視認性 とプランニングツールを提供することに多大な力を注ぎました」と、PBS WorksのChief Technical OfficerであるDr. Bill Nitzbergは述べています。

PBS Analyticsに新たに導入されたライセンス解析モジュールは、コストセンターへのチャージバックの許可、より正確なキャパシティ増加のプランニング、共有によるライセンス使用数の削減によって、ソフトウェアライセンスの使用状況を最大限に高めます。ほとんどの解析ソフトウェアが使用量の測定に時間周期のみを用いるなかで、PBS Analyticsのライセンス解析モジュールは、ソフトウェア、ベンダー、フィーチャー、プロジェクト、グループおよびコストセンターごとの使用量データを含む複数のサイトとソースからのデータを統合し、1つにまとまったインタラクティブなダッシュボードビューに表示します。

「ITの予算が削減されるなか、資産を最大限に活用することは企業にとってますます重要となっており、PBS Analyticsはその実現を支援します」と、Nitzbergは述べています。「使用状況、ライセンス拒否、コストを測り、what-if解析を実行することで、ITの経費に関して賢明な判断を下す必要のある情報がユーザーに伝えられます」。

PBS Works 10.4はまた、PBS Professionalのコンピューティング ノードで実行されるジョブの投入と管理を簡易化する、PBS Catalystのアップデートされたバージョンを装備しています。PBS Catalystでは複雑なコマンドを覚えたり、スクリプトを書いたり保守したりする必要がないため、付加価値研究・解析にこれまで以上に時間を割くことができ、ユーザーの生産性を高めます。厳しく多岐にわたる要件を最高の形で満たせるよう、PBS Catalystは2種類の形態で提供されています。1つはユーザーがリモートのPBS Professionalコンピューティング ノードへ作業を簡単に投入できるウェブベース バージョン、もう1つはユーザーがローカルシステムとリモートシステムにジョブを投入できる、パワフルなデスクトップ クライアント バージョンです。

PBS Works 10.4は、AltairおよびAltairのチャネルパートナーから入手いただけます。PBS Worksでハイパフォーマンス コンピューティングをより速く、スマートに、生産的にする手法について詳しくは、www.pbsgridworks.jpをご覧ください。




PBS Worksについて
アルテアのPBS Worksはオンデマンド グリッド コンピューティング テクノロジー製品群で、企業によるコンピューティング インフラストラクチャー資産への投資効果(ROI)を最大限に高めます。PBS Works は、グリッド コンピューティング、クラウド コンピューティング、クラスターコンピューティング、オンデマンド コンピューティングの各分野において世界で最も幅広く導入されているソフトウェア環境であり、なかでも主力製品のPBS Professionalは、柔軟なオンデマンド コンピューティング環境を実現します。企業は面倒な手間をかけることなく、(複数の機種が混在した)多様なコンピューティング リソースを地理的な制約を超えて共有することができます。使った分だけ支払うという画期的な「ペイ フォー ユース」式ビジネスモデルを採用して、PBS Worksは他のソフトウェア ライセンスモデルより優れた価値と柔軟性をご提供します。

Altair Engineeringについて
Altairは、ビジネス情報および技術情報の解析、管理、可視化を最適化するテクノロジーにより、企業の革新および意思決定をサポートしています。アルテアは1,300人以上の従業員を擁する株式非公開会社で、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域にオフィスを構えています。製品設計、高性能なエンジニアリング ソフトウェア、コンピューティング、企業分析ソリューションおよび先進の製品設計、開発において25年以上の実績を持つアルテアでは、さまざまな業種の顧客に一貫して高い競争力を提供しています。詳細は、www.altairjp.co.jpを参照してください。

Media Contact:
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Airfoil Public Relations on behalf of Altair Engineering
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