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車両軽量化の技術革新を称える2018年度Altair Enlighten Awardの受賞企業が決定

2018年度CAR Management Briefing Seminarsにて、GM社、BMW社、旭化成とマツダ、Sika Automotive社、United States Steel 社、American Axle & Manufacturing社に同賞を授与 ミシガン州トロイ、2018年7月30日 – Altair(Nasdaq: ALTR)と米国自動車研究センター(CAR=Center for Automotive Research)は本日、米国ミシガン州トラバース市で開催された2018年度CAR Management Briefing Seminars(MBS)にて、第6回Altair Enlighten Awardの受賞企業を発表しました。Altair Enlighten Awardは、その年の車両軽量化における最高の業績を称えるアワードプログラムです。産業界、政治家、教育者、学生および社会からの関心を集めることで、車両軽量化の進展を促し、技術的な実績を広く世界的に認知してもらうことが目的です。受賞企業は、自動車産業、学術界、エンジニアリングメディアから招聘した自動車専門家で構成される独立の審査委員会で決定されます。今年度は、57の最終候補から6つのエントリーが選ばれました。

完成車部門賞は、2019 Chevrolet Silveradoで前モデルから204.5kgもの軽量化を達成したGM社が受賞しました。モジュール部門賞の受賞企業はBMW Group社です。初めて量産車に金属3Dプリント部品を採用し、2018 BMW i8 Roadsterで当該部品を44%軽量化することに成功しました。 軽量化実現技術部門賞は、旭化成株式会社のMazda MX-5向け超軽量ペダルブラケット、Sika Automotive社の超軽量拘束層材料システム、およびUnited States Steel社のマルテンサイト系超高強度鋼Mart-TenTM1500に贈られました。 新設された軽量化構想部門賞は、MBSの出席者によって選ばれました。受賞したのは、Quantumドライブラインアーキテクチャーを開発したAmerican Axle & Manufacturing(AAM)社です。
審査委員長でCARの社長兼CEOのCarla Bailo氏は、「今年度のエントリーの質の高さには感銘を受けました。最終候補には、完成車メーカー、サプライヤー、素材開発企業、スタートアップ、学術機関が名を連ね、世界各地の自動車関連組織が多様な軽量化手法に懸命に取り組んでいることが証明されました。また、今年度新たに設けられた軽量化構想部門に多くのエントリーがあったことを嬉しく思います。燃費効率や自動車のサステナビリティを大きく前進させうる、非常に画期的で有望なソリューションを垣間見ることができました」と述べています。

General Motors社のチームは、2019 Chevrolet Silveradoのキャビンとフレームの開発におけるCAE複合領域最適化アプローチの活用、超高強度鋼の割合増加、組立方法の刷新が評価され、完成車部門賞に輝きました。合計で204.5kgの軽量化を実現しただけでなく、積載スペースの23%増加、動的剛性の強化、防錆性能の向上、NVH性能の向上、衝突安全性の向上も達成しました。

車載システム、サブシステム、コンポーネントに限定したモジュール部門は、 2018 BMW i8 Roadsterに金属3Dプリント製のコンバーチブルルーフブラケットを採用したBMW Group社が受賞しました。この画期的なブラケットは、量産車に初めて採用された金属3Dプリント部品で、 支持構造が一切必要ない選択的レーザー溶融(SLM)法で製造されました。トポロジー最適化後の設計がほぼそのまま量産車に使われたのも初めてのことです。これにより、部品重量を44%削減し、剛性を10倍高めることに成功しました。

BMW Group社のHead of Additive Manufacturing Metalを務めるMaximilian Meixlsperger氏は、「今年度のAltair Enlighten Awardを受賞でき光栄です。i8開発チームの取り組みを評価してくださった審査委員の方々に感謝申し上げます。言うまでもないことですが、3Dプリンティングと強力な最適化テクノロジーの組み合わせは、途方もない車両軽量化を実現できる可能性を秘めています。3Dプリント部品を量産車で採用した事例はごく最近までありませんでしたが、i8での成功により、3Dプリンティングプロセスを標準的な設計・製造工程に組み込むチャンスが生まれました」と述べています。

部品軽量化を可能にした技術革新を表彰する軽量化実現部門では、受賞エントリーを1つに絞り込むことが困難だったため、 旭化成株式会社とマツダ株式会社、Sika Automotive社、 United States Steel社の3つの技術が受賞しました。
旭化成の受賞エントリーは、ガラス繊維強化ポリアミド66を用いて設計された、Mazda MX-5向けの斬新なブレーキペダルブラケットです。旭化成とマツダのチームは常識破りの発想で射出成形部品の設計を刷新し、不要な金属部品を取り除くことでブラケットを83%も軽量化しました。

Sika Automotive社の受賞エントリーは、固体伝播音減衰材料向けの超軽量拘束層材料システムです。一般的な固体伝播音減衰材料の単位面積あたりの重量は5 kg/sqmですが、Sika社は新たな超軽量材料システムを開発することで、この材料重量を中型セダン(BMW i8、Audi Q7、Daimler Aクラスなど)で最大80%削減しました。

U.S. Steel社の受賞エントリーは、低質量構造コンポーネント用のマルテンサイト系超高強度鋼Mart-TenTM1500です。最近自動車産業で採用されたこの素材の最高引張強さは1,500 MPaを超えます。U.S. Steel社は連続焼鈍技術を改良することで、量産ラインで安定してGPaレベルの引張強さを出すことに成功し、10%超の軽量化を実現しました。

今年度に新設された軽量化構想部門は、軽量化計画を大きく後押しする可能性を秘めているものの、まだ市販車には利用されていない革新的なアイデア、開発手法、素材、テクノロジーが対象です。記念すべき受賞企業第1号は、Quantumドライブラインアーキテクチャーを開発したAmerican Axle & Manufacturing社に決定しました。Quantumは、既存の素材とテクノロジーを独自の発想で融合させたアーキテクチャーで、ライトデューティーピックアップトラックのリアアクスル系の重量を35%も削減するとともに、動力伝達効率とNVH性能の向上を実現できます。

AltairのGlobal Automotive and Industry Verticals部門Senior Vice-Presidentを務めるRichard Yenは、「今年度も質の高いエントリーが多く、受賞企業の決定は大変難航しました。受賞した皆様、誠におめでとうございます。最終候補企業様、エントリーしていただいた皆様にも感謝申し上げます。現在、様々なSimulation-driven Design戦略、新素材、先進的な製造手法が次々と生まれており、開発の初期段階から重量効率の高い画期的な製品を設計できるようになっています。こうした自動車軽量化技術の前進を毎年目の当たりにできるAltair Enlighten Awardは、貴重な場ではないでしょうか」と述べています。







Altairについて(Nasdaq:ALTR)
Altairは、製品ライフサイクル全体にわたって、シミュレーション、マシンラーニング、および最適化を適用することで、設計と意思決定に変革をもたらします。Altairの幅広いシミュレーション技術と特許取得済みのユニットベースのソフトウェアライセンスモデルは、シミュレーション主導のイノベーションを実現します。2,000人以上の従業員を擁するAltairは、米国ミシガン州トロイに本社を置き、24か国に71のオフィスを構えています。顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。詳細については、www.altairjp.co.jpをご覧ください。


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