リアルなレンダリングで新製品を可視化

Sundog社の製品開発

SUNDOG EYEWEAR社は、圧倒的な価値、完璧なスタイリング、信頼性、そして何よりも紫外線から目を護る機能にこだわった製品を提供するために、絶えず進化を続けています。同社は、設計や製造の様々な技術を結集することで、機能性と革新性を合わせ持つ、より高度な品質を実現しています。

solidThinking Evolveは、Sundog社のこうした数々のイノベーションの実現を支えています。同社の設計者達は、solidThinking Evolveを使用して初期スケッチを開始し、代替となるスタイリング案を探求して、リアルなレンダリングで製品を可視化します。これらすべてが完了したら、製品開発プロセスで他のメンバーが必要とするデジタルモデルをエクスポートします。MichalHrk氏によると、「これにより、優れた製品を迅速に市場に送り出すことができる」とのことです。

Hrk氏は、Sundog Eyewear社のCreative Directorに就任する以前、広告やグラフィックデザインの業界に長年携わっていました。この数年間に同氏の役割は、伝統的なグラフィックデザインやグラフィックコミュニケーションから、スポーツ向けの高性能サングラスや普段用のカジュアルサングラスの製品設計およびスタイリングへと展開しました。Sundog社に入社するまでは3Dモデリングの正式な経験はありませんでしたが、2DのPhotoshopでのレンダリングの設計案からより詳細な表現に移行する必要があると考えていました。そのためには、素早く習得できるツールが必要でした。「シンプルなユーザーインターフェースで、使い慣れたMacにも対応していて、2Dのスケッチから3Dモデルに素早く移行できる、そんなソフトウェアを探していました。2009年にEvolveに出会ってからは、もう完全に後戻りできなくなりました」

Hrk氏は製品のあらゆる細部に徹底的にこだわります。Evolveで作成した3Dモデルを使うことで、非常に細かい複雑な箇所についても、サプライヤーも含め、世界各地の人々と意見を交わすことができるようになりました。「１つの画像が千語に値するなら、エクスポートした形状ファイルをメーカーと共有することは１万語に値します。設計の意図を相手に的確に汲み取ってもらうことができるのです」と、Hrk氏は述べています。

Hrk氏によれば、眼鏡の設計においてEvolveが特にその実力を発揮できる領域は、ラップアラウンド型のフレームのモデリングです。「このような型のサングラスは幾何学的に複雑な形状をしており、有機的なモデリングアプローチが求められます。Evolveはサーフェスを詳細にコントロールできるため、操作が簡単でモデリングの自由度が非常に高いのです」と、Hrk氏は述べています。