AltairがOracle Cloud Platform上でHPCクラウドソリューションを提供へ
PBS WorksがOracle Cloud Platformの標準ワークロード管理ソリューションに
ミシガン州トロイ、2017年1月19日 – Altairは本日、Oracle Cloud Platform上でAltairのハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）ソリューションを構築・提供するため、Oracle社と業務提携したことを発表しました。これに先立ちOracle社は、Altairの
PBS WorksをOracle Cloudの標準ワークロード管理ソリューションに指定することを決定していました。
Oracle Cloud Platform上でAltair PBS Worksを活用することにより、独立系ソフトウェアベンダー（ISV）は、石油・ガス、保険情報処理、モノのインターネット（IoT）などの市場向けの製品をこれまで以上に迅速に開発できるようになります。実績あるHPCプラットフォームを活用してソリューションの市場投入期間を短縮すれば、他社に先んじて市場に普及させることができます。
AltairのChief Technical Officerを務めるSam Mahalingamは、次のように述べています。「Oracle Cloud Platformは、価格、予見可能性、スループットに優れた、低コストの従量課金制クラウドソリューションです。Oracle社と提携することにより、Oracle Cloud上でPBS Worksを活用したハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）ソリューションを提供できることを嬉しく思います」。
AltairはHPC市場で十年以上の実績があり、定評のあるワークロード管理、エンジニアリング、およびクラウドコンピューティングの各種ソフトウェアを提供してきました。世界各国の何千社もの企業で使用されているPBS Worksを導入することで、HPC環境を利用するエンジニアは、生産性の向上、リソースの利用率と効率の最大化、ワークロード管理のプロセスの簡略化を実現できるようになります。
Oracle Cloud PlatformのVice President of Product Managementを務めるDeepak Patil氏は、次のように述べています。「AltairはHPCおよびクラウドソリューションの市場を長年にわたり牽引しています。Altairには、HPCとエンジニアリングの両分野の専門知識を持つという独自の強みがあることから、Oracle Cloudのハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）向けの標準ワークロード管理ソリューションにPBS Worksを選びました」。
Oracle Platformは、HPCユーザーに対し、優れた価格、予見可能性、スループットを提供することを約束します。
提携の一環として、AltairはOracle社と密に協力し、あらゆるインターネット対応デバイスからOracle Cloud Platform上のクラウドHPCリソースにアクセスできる様々なターンキーソリューションを開発する予定です。これらのソリューションでは、Altairの先進的なPBS Worksジョブスケジューリングソリューションを利用することで、直感的なWebポータル経由でのアクセスおよび安全なワークロード管理が可能になり、Oracle Cloud Platform上のHPCリソースへの高速かつスケーラブルなアクセスが実現されます。
最初に開発するソリューションでは、生命科学産業、エネルギー産業、学術界をターゲットにします。これらの分野では、新たなコンセプトや新製品の仮想試験において、DNAシークエンシング、高度なシミュレーション、ビッグデータ分析など、膨大な計算を要するワークロードの処理が必要であり、そのためにHPCに対する需要が増加の一途を辿っています。
AltairのPBS WorksおよびHPCクラウドサービスの詳細は、
こちらをご覧ください。
Altairについて
1985年に設立されたAltairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2,600人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、22ヵ国に50以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。